社員の安全のための危機管理対策

危機管理は、企業経営に重大な影響を及ぼすさまざまな危機を事前に予知し未然に防止するとともに、万一発生した場合は迅速かつ的確に対処することにより、人的・物的経営被害を最小限に食い止め、早期に平常な業務体制へ復帰させることを基本目的としています。

企業の社会的責任を果たすため
  1. 1職員とその家族、及び関係者の安全を確保する。
  2. 2会社施設(倉庫・ビルなど所管建物・設備など)及び受託貨物などを保全する。
  3. 3業務の早期復旧と継続を図る。
企業の社会的信用に応えるため
  1. 1全てのステークホルダー(市場・株主・取引先など)に悪影響を及ぼさないよう対応する。
  2. 2地域社会の早期安定化へ貢献する。

新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザ対策キット

2008年10月に「新型インフルエンザ対策マニュアル」を策定し、対策の一環として同年12月末には「対策キット」を配付するとともに、いざというときの感染予防のため、社内報を通じて啓発活動を行っています。
2009年にメキシコから流行が拡がった際にもマニュアルに則り、社長を本部長とする対策本部を速やかに立ち上げ、全社的に感染防止、事業継続の対策を講じました。

新型コロナウイルス感染症対策

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症に関し、感染拡大を防止するため、いわゆる3密の回避や人と人との距離の確保、マスクの着用等の基本的な対応のほか、手洗い、うがいの励行、咳エチケットの実施を行うとともに、時差勤務、テレワークによる在宅勤務、出張の原則禁止、社内外の飲食を伴う会合の原則禁止、健康状態のチェック等の対応を行い、従業者の健康を確保しつつ、業務を継続いたしました。
一部配送センターでは、予め定めていた事業継続計画にもとづき、業務を継続したほか、従業者と従業者の座席の間や会議室、応接室、起用先運送業者等来訪者対応カウンターに、飛沫感染防止用のビニールカーテンやアクリル板の設置を行う等の対策を行いました。
また、海外の一部事業所では、オフィスを2チーム・2フロアに分けて、片方のチームで感染者が発生しても業務が停止しないような体制を構築するといった取組みも行っています。
今後も、新型コロナウイルス感染症に限らず、感染症や各種災害等に備え、従業者の安全を確保するとともに、企業の社会的責任として業務を継続できるよう、備えてまいります。

各支店の対策の様子

防災訓練

防災訓練の様子

災害時には、被災直後の初期対応が人的、物的被害の拡散防止に大きく役立つことから、当社では、建物毎に初動対応にあたる自衛防災隊を組織、役割を規定しています。その実効性を高めるため、年2回防災訓練を実施するとともに、危急時対応訓練として、安否確認・災害復旧・徒歩訓練を内容とする大規模災害対策訓練やMCA無線を活用した通報訓練などの全員参加型の防災訓練を実施し、防災体制の強化・充実を図っています。

  • MCA無線:Multi Channel Access Systemのことで、一定数の周波数を多数の利用者が共有で利用できるもの。