物流施設、不動産賃貸施設における環境負荷の抑制

名古屋・飛島配送センター

2008年10月に竣工した名古屋・飛島配送センターは、免震構造、全フロア防塵仕様のクリーンな環境で、氷蓄熱空調システム、照度・人感センサー付照明システムなどを導入して使用電力を削減するなど、環境品質・性能と環境負荷低減に配慮した建物です。代表的なCASBEE評価認証機関であるIBEC((財)建築環境・省エネルギー機構の略称)からランクAの高い格付けを得ています。

  • CASBEE(Comprehensive Assessment System for Building Environmental Efficency):建築物総合環境性能評価システム
CASBEE建築評価認証書
建築物総合環境性能評価認証票

横浜ダイヤビルディング

CASBEE建築評価認証書

2009年12月に横浜ポートサイド地区に竣工した「横浜ダイヤビルディング」は、建物の環境性能を格付けする制度(CASBEE横浜認証制度)で、建設中の2009年3月に最高位の評価「Sランク」の認証を取得しました。Sランクの認証は、当社では第1号となります。
同制度で横浜市が重点を置く項目は、「地球温暖化対策」、「ヒートアイランド対策」、「長寿命化対策」、「まちなみ、景観への配慮」とされていますが、特に評価された環境配慮への取組みの概要は次のとおりです。

地球温暖化対策

横浜駅側の外壁面には日本最大級の建材一体型太陽光発電パネルを設置し、自然エネルギーを利用している。また、太陽光自動追尾センサーによる自動制御ブラインドや昼光センサーを用いた照明制御を採用するなど建物の熱負荷を抑制している。

太陽光発電パネル
ビル外観

地球温暖化対策

横浜駅側の外壁面には日本最大級の建材一体型太陽光発電パネルを設置し、自然エネルギーを利用している。また、太陽光自動追尾センサーによる自動制御ブラインドや昼光センサーを用いた照明制御を採用するなど建物の熱負荷を抑制している。

長寿命化対策

コンピュータ制御の駆動装置によって、建物の揺れを打ち消すように重りを振動させ、風などによる揺れを低減する制振装置(AMD)と制震装置(制震ブレース、制震壁)を組合せたハイブリッド制振構造を採用し、建物の耐久性の向上を図っている。

まちなみ、景観への配慮

横浜駅からポートサイド地区を繋ぐ公共用歩廊を整備し、歩行者ネットワークにも貢献している。また、ポケットパークを設け開放されたくつろぎの空間を整備している。

建物の緑化

自然との共生や環境保全のため、屋上緑化・壁面緑化に努めています。横浜ベイクォーターで設置した壁面緑化が、横浜市がヒートアイランド対策の一環として推進している壁面緑化コンテストで、完成度の高い緑化事例に与えられるデザイン賞を受賞しています。

2006年8月竣工時
2008年7月現在

太陽光発電システム

佐賀・鳥栖配送センターでは、太陽光発電システムを導入し、年間約5tのCO2排出量を削減しています。