新たな医薬品保冷配送サービスの構築に着手
2015年08月19日
概要
当社は、平成23年11月に医薬品専門の運送子会社「DPネットワーク株式会社(以下、DPネットワーク)」を設立して輸配送品質の一層の向上に取り組んできましたが、今般、同社とともに医薬品の流通過程における品質管理基準「Good Distribution Practice」(以下、GDP)に対応した新たな医薬品保冷配送サービスの構築に着手することとしました。
特長
GDPは、輸送中の温度管理、機材の適格性の確認、従事者への教育など多岐にわたって高度な管理体制を求めているため、当社とDPネットワークは、GDPが既に導入されている欧州各国で現地調査を行い、新たな医薬品配送サービスについての研究を進めてきました。
- 1保冷医薬品(2~8℃)をDPネットワークの配送拠点から医薬品卸会社様へ直接配送することにより、輸送途上の積替回数を減らし、温度異常のリスクを低減します。
- 2荷物室内の温度分布調査をはじめとしたバリデーションによって、温度管理機能の適格性が確認された医薬品専用車両を使用します。
- 3温度モニタリング・トレーサビリティ・センターを設置して、輸送途上の温度を監視し、記録を保存します。
- 4医薬品輸送に関する教育訓練・認定システムを構築し、従事者への教育訓練を実施します。また、教育訓練の有効性を定期的に評価し、結果を記録します。
サービスの概要
- 名 称
- DP-Cool
- 開始時期
- 本年9月予定
- 対象地域
- 全国を予定(首都圏近郊・京阪神地区から開始し、順次拡大)
- 管理基準
- 「PIC/S(※) GDP GUIDE」(平成26年6月発効)に準拠
- ※PIC/S(医薬品査察協定・医薬品査察協同スキーム)
各国の医薬品の「製造・品質管理基準(GMP)」と「基準への適合性に関する製造事業者の調査方法」について、国際間での整合性を図る団体(欧州中心に薬事行政当局がボランタリーに参加)。
出典:厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000046256.html)
以 上
関連トピック
関連サービス
- 広報室 臼田、篠原
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