2025年度入社式で社長があいさつ

2025年04月01日

4月1日、当社は2025年度入社式を行い、社長の斉藤秀親が新入職員42名に対して次のとおりあいさつしました。

入社式の様子.jpeg

皆さん、おはようございます。三菱倉庫社長の斉藤です。
本日、42名の皆さんが我々の仲間に加わりました。皆さんの入社を心からお待ちしていました。入社、おめでとうございます。

本日は皆さんが社会人としての第一歩を踏み出す、記念すべき日です。この佳き日に、私から3つ、話をしたいと思います。

まず、当社のパーパスについてです。
パーパスとは、企業や組織が何のために存在するのか、という本質的な目的のことです。
「いつもを支える。いつかに挑む」”Supporting Today, Innovating Tomorrow.”
これが、昨年策定した当社のパーパスです。

前半の「いつもを支える。」は私たち三菱倉庫グループの社会的な存在意義を表現しています。物流事業と不動産事業を通して、「社会の基盤を支えること」が私たちの社会的使命です。
後半の「いつかに挑む。」は未来へ挑戦し続ける姿勢を表現しています。「今はまだ存在しないけれど、いつか実現したいことを成し遂げる。その先に、いつかは、社会のいつもになる」という考え方を表現しています。

 

当社は、1887年の創業以来、震災や戦争などさまざまな困難を乗り越え、138年という長い年月にわたり社会の要請に応え、倉庫という祖業から、港湾運送、国際輸送、そして不動産と事業の幅を広げてきました。

その過程では、日本で初めてのトランクルーム開設、国際物流への早期進出、コンピュータ専用ビル、神戸ハーバーランドや横浜ベイクオーターなどの商業施設の開発、医薬品物流の展開など、数多くの業界の先駆けと言われる事業も行ってきました。
そこには、社会の基盤を支え続けるというプライドと、挑戦マインドがあります。
「いつもを支える。いつかに挑む」というパーパスには、138年のそうした思いが込められています。皆さんには、このパーパスを常に胸に抱いて、仕事に取り組んで欲しいと思います。

次に、パーパスとも関連しますが、新入職員の皆さんには、たくさんのことに挑戦し、たくさん失敗し、たくさん学んでほしいと思っています。
皆さんも、仕事をしていくうえで、様々な失敗があります。初めての仕事ですから、当然です。ですが、失敗がなければ学びがありません。進歩もありません。
ここにおられる諸先輩方も、たくさんの成功があり、同じくらいたくさんの失敗があります。皆さんの失敗は、先輩や上司が必ずカバーしてくれ、次に失敗しないように導いてくれるでしょう。どんどん挑戦して、失敗し、学んでください。そして後輩ができたときには、失敗しないよう、教えてあげてください。
皆さんの力で、是非、イノベーションを起こしてください。

最後に、経営計画についてです。
当社は今年の2月28日、2025年から2030年までの経営計画を策定、発表しました。是非、目を通してみてください。
これは、今後6年間の当社グループ経営の「羅針盤」です。ここには「海外事業の拡大」「先端技術の活用等による業務プロセスの改善と新ビジネス創出」など5つの成長戦略が掲げられています。また「人材」こそが価値創造の源泉であり、人材育成や働きがいを追求するという私たちの考えも示しています。当社のこれからの方向性を理解し、仕事に取り組んでいただきたいと思います。

私たちは今、地政学上のリスクや気候変動など、さまざまなリスクにさらされています。この予測困難な社会で、会社が持続的な成長を遂げるためには、社員一丸となって取り組んで行くことが大切です。その、共に歩む仲間として皆さんを迎えられることを大変嬉しく思っております。
次のいつもを、当社の未来を、一緒に創っていきましょう。
社会人としてスタートされる皆さん一人ひとりが、仕事を通じて自らを成長させ、三菱倉庫を成長させ、ひいては社会全体の発展に貢献することを願って、私の歓迎の挨拶とします。 

改めまして皆さん、入社おめでとうございます。