タイでの物流施設開発事業に進出~初の海外不動産開発~

2025年05月22日

当社は、タイの不動産デベロッパーSena Development Public Company Limited(以下「Sena社」)と共同出資により、バンコク近郊における物流施設の開発事業に取り組みます。

本プロジェクトは、当社として初の海外不動産開発案件であるとともに、開発後の施設を長期保有せず一定期間の運用を経て資産の売却、次の物件への再投資を行い、資産・資本効率の向上を図る資産回転型ビジネスモデルの一環です。

開発の概要

・プロジェクト名:バンナKM23プロジェクト

Sena社との合弁会社 「SENA MLC COMPANY LIMITED」 を設立

・総事業費:約30億円 (当社出資比率 49%)

・バンコク近郊のサムットプラカーン県に 延床面積 約25,000㎡の物流施設を建設

・当社とSena社のネットワークを活用し、テナント企業を誘致のうえ施設を運営

物件概要

敷地面積 41,000㎡ 
延床面積 25,000
賃貸面積 23,000
着工予定 2026年1
竣工予定 2026年12

パース図 Ver.2.jpg

【外観】

開発地について

バンコクから東に約23kmのバンナーエリアに位置し、スワンナプーム国際空港からは約20km、バンコクとタイ東部の主要都市を結ぶバンナ・トラッドロードに近接しておりバンコク市内への配送拠点として優れた立地です。

また、タイ政府により経済特区開発が進められ物流需要の増加が予測される「東部経済回廊(EEC)」へのアクセスも良好で、周辺エリアには日系企業も多く進出しています。
ver2タイ地図.png

                                                  MLT:泰国三菱倉庫(当社現地法人)


開発に先立ち、5月20日にバンコク市内のホテルで両社の調印式が執り行われました。
両社長のコメントは次の通りです。

当社(社長:斉藤秀親) 
当社初の海外不動産開発を当地の大手デベロッパーであるSena社と一緒に手掛けることができ光栄に思います。合弁会社名は「SENA MLC 1」としており、今回のプロジェクトが成功を収め、同社とのパートナーシップによる開発がシリーズ化するよう期待を込めています。

Sena社(CEOTheerawat Thanyalakphark氏およびMDKessara Thanyalakpark氏)
私たちSena社は、タイにおいて長きにわたり不動産開発を経験し、また多くの実績を有しており、土地取得から建設コスト管理等に至るまで豊富な専門知識に定評があります。物流と不動産運営のエキスパートである三菱倉庫とのパートナーシップは、互いの強みを高め合うとともに、より強力なビジネスモデルの開発を可能にし、タイの物流業界の水準向上に貢献するものです。

調印式.png

当社は経営計画[2025-2030]において、物流と不動産の両輪による成長とさらなる海外事業の拡大を目指しており、ASEANにおいても積極的に不動産ビジネスを展開します。

Sena社の概要

会社名

SENA Development Public Company Limited

所在地

448 Thanyalakpark Building Ratchadapisek Road, Samsen Nok,

Huaykhwang, Bangkok, 10310, Thailand

代表者 Theerawat Thanyalakphark(ティラワット タンニャラパーク)
資本金 1,826百万バーツ     
売上高 3,330百万バーツ(202412月期)
事業内容 マンション分譲、その他不動産施設の開発・賃貸、 太陽光発電事業
従業員数 1,107名(202412月現在)

お問い合わせ先

広報・IR部
受付時間9:00~12:00 13:00~17:00
土日祝日、年末年始(12月30日~1月4日)を除く