事例紹介

JAXA(宇宙航空研究開発機構)様

国際宇宙ステーションの一部「きぼう」日本実験棟の船内実験室を日本から米国へ輸送

2008年にスペースシャトル「ディスカバリー号」で打ち上げられた国際宇宙ステーションの一部「きぼう」日本実験棟の船内実験室を日本から米国へ輸送しました。

課題

  1. 1代替品がない。
  2. 2衝撃、温湿度の変化に敏感な精密品。
  3. 3輸送容器を含めると重さ23トン、長さ14m、幅・高さが5.5mと巨大で、普通には道路を輸送できない。

ご提案したサービス

  1. 1走行テストなどを含み綿密に輸送経路を調査、1年がかりで準備。
    • 船内実験室輸送用の特別な台車の製作
    • 関係省庁との事前折衝
    • 運送の許認可取得
    • 海上・陸上警備の手配
    • 信号など上空障害となるものの撤去
  2. 2衝撃加速度・温湿度計による計測・記録。
  3. 3日本の出発場所から米国の納品場所まで、全輸送工程への当社職員の立会い。

効果・成果

無事納品し、2008年打ち上げられました。

  • 時速5~10kmの超低速での陸上走行

    信号機、歩道橋などの障害物に対しては安全に走行できるよう、特別な装備で車両の高さを調整したり、路面を削るなどの対策を講じました。

提供:JAXA
  • 運河を利用した艀(はしけ)による輸送

    陸上だけでは輸送できない場合は運河も利用しました。
    水門を通るために、おもりで水面からの高さを調整しました。

  • 外航船への積込み

    海外への海上輸送に当社担当者が同行しました。

提供:JAXA
  • トレーラーでNASAケネディ宇宙センターへ納入
提供:JAXA
JAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)様
住所
東京
業種
宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う

お問い合わせ先

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